陸上自衛隊には、普段あまり見ることない車両などがたくさんありますよね。
大型の輸送トラックや戦車など、見る機会が少ないからこそ、目の前で見ることができたらテンション上がること間違いなしです。
先日、陸上自衛隊朝霞駐屯地に子供と一緒に行ってきました。
朝霞駐屯地には広報センターがあるんですが、この広報センターが凄いんです!
・入館無料!
・展示車両がたくさん!
・シュミレーターも楽しい!
・戦車やヘリコプターの操縦席に入れる!
すご~くおすすめできる場所なので、行った際に注意したほうがいいことも含めて、この記事でお話ししていきます。
もくじ
- 陸上自衛隊広報センター(りっくんランド)とは?
- 開館時間と休館日と入館料。
- りっくんランドの混雑状況。
- りっくんランドへのアクセスと駐車場。
- りっくんランドでの食事。
- りっくんランドのお土産は館内売店で販売。
- りっくんランドの施設内設備や展示品を写真で紹介。
- りっくんランド駐車場にある展示車両。
- りっくんランド、1階にある戦車やヘリコプター。
- 自衛隊員装備品の展示。
- 戦闘糧食(ミリメシ)。
- 射撃シュミレーターとフライトシュミレーター。
- 対戦車ヘリコプター AH-1S[通称:コブラ]
- 90式戦車(通称:キュウマル)。
- りっくんランド、2階展示一覧。
- 屋外展示されている自衛隊車両一覧。
- まとめ。コスパが高すぎる子連れにおすすめの場所。
陸上自衛隊広報センター(りっくんランド)とは?

広報センターって聞くとカタいイメージありますが、展示内容は以下のとおりです。
陸上自衛隊広報センター「りっくんランド」は、陸上自衛隊の担う幅広い役割、災害派遣など国内における国際平和協力活動などの状況を多くの写真や資料とともに紹介、最新鋭戦闘車両「10式戦車」をはじめとする各種装備品の展示も充実しています。館内には臨場感あふれる映像が楽しめる「3Dシアター」、「フライトシュミレーター」や「射撃シュミレーター」など疑似体験できるコーナーもあり、お子様から大人まで楽しめる、『見て』『触れて』『体感できる』施設です。
出典:陸上自衛隊広報センター公式ホームページ
想像してる夢の国とは違うけど、普段近くで絶対に見ることのできない車両がたくさんあるので、ある意味夢の国かもしれません。
実際に戦車などの車両が展示されていますが、思っていた以上に迫力があって、すごかったです。
展示車両だけでなく、射撃シュミレーターなどもあるので、大人も子供も関係なく楽しめる施設になっています。
開館時間と休館日と入館料。

種別 | 詳細 |
開館時間 | 10時00分~17時00分 |
休館日 | 月曜日、第4火曜日、年末年始 (月曜日が祝日の場合はその翌日が休館日) |
入館料 | 無料 |
自治体の関連施設でも、多少なり入館料などを払う場所って多いですが、りっくんランドは無料で入ることができます。
正直なところ、無料の施設ってあまり期待していかないことが多いです。
でも、りっくんランド行って思いました。
入館料無料の展示ボリュームではないです。
でも、無料のままでお願いします。
休館日については、下記公式ホームページを確認してから行くことをおすすめします。
りっくんランドの混雑状況。
僕たち家族がりっくんランドへはじめて行ったのが、8月の平日です。
夏休み期間中でしたが、それほど混雑もしていなく楽しむことができました。
ただし、同じ8月でもお盆休み期間中だと、混み具合が違うそうです。
それ以外にも、土日や祝日、ゴールデンウィークなどの大型連休は注意が必要だと思います。
1度ゴールデンウィークに行ったことがありますが、10時の開館前に100人以上の方が並んで待っていました。
イベントが重なると、また混雑具合も変わってくるので、確認してから遊びに行くといいと思います。
りっくんランドへのアクセスと駐車場。
りっくんランドへは、車で行くのがおすすめです。
駅から少し距離があるのと、駐車場が広いので、車がいいかなと思います。
車(マイカー)で行く方法。
車で行く場合は、ナビに「埼玉県朝霞市栄町4-6」と入力すると、広報センター入口付近を表示してくれます。
朝霞駐屯地は広いので、上記以外の住所で入力すると駐屯地の別の場所を案内されてしまうので、「埼玉県朝霞市栄町4-6」付近で設定してくださいね。
りっくんランドの駐車場はとても広く、駐車可能台数が多いです。
しかも、駐車場も無料です!
入館料も駐車場も無料なんて、最高すぎますよね!
りっくんランドの駐車可能台数 | |
普通車 | 100台 |
大型バス | 4台 |
りっくんランド周辺地図 | |
|
公共交通機関を利用していく方法。
車で行くのがおすすめと話しましたが、電車などを利用していく方法も記載しておきます。
鉄道会社 | 降車駅名 | 備考 |
東武東上線 | 和光市駅 | 最寄バス停へのバスの運行なし。 和光市駅より徒歩約20分 |
東武東上線 | 朝霞駅 | 「大泉学園駅北口行」に乗車、「南大通り」下車で徒歩約15分 |
東京メトロ有楽町線・副都心線 | 和光市駅 | 最寄バス停へのバスの運行なし。 和光市駅より徒歩約20分 |
西武池袋線 | 大泉学園駅 | 西武バス「朝霞駅行」に乗車、「南大通り」下車で徒歩約15分 |
りっくんランドでの食事。
僕たちが行ったとき、食堂などがあるのかなと思って行きましたが、残念なことにありませんでした。
完全にリサーチ不足でした。
・館内にレストランがない。
・売店にお弁当などの販売はない。
・自販機でホットドックなどが売っている。
・館内で食べるなら、事前に購入して来たほうがいい。
・2階レストコーナーと1階テラス席のみ飲食可。
と、食事に関しては、少しさびしいりっくんランドです。
でも、お弁当やコンビニで購入したものを食べている方が多くいたので、戦車などを見ながらランチを楽しむのもありかなと思いました。
もしくは、近くにファミレスなどがあるので、施設内外でランチの選択ができるのはうれしいですね。
りっくんランド周辺の飲食店リスト | |
マクドナルド 254和光店 | 埼玉県和光市本町27−21 |
がってん寿司 和光店 | 埼玉県和光市本町23−4 |
ガスト 和光インター店 | 埼玉県和光市広沢2−8 |
和食レストランとんでん 和光店 | 埼玉県和光市西大和団地6−6 |
イトーヨーカドー 和光店 | 埼玉県和光市丸山台1丁目9−3 |
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りっくんランドのお土産は館内売店で販売。
りっくんランドのお土産ですが、1階エントランスの売店で販売されています。
・自衛隊関連グッズ
・プラモデル
・限定のお菓子
・自衛隊員が食べてる携行食品
見ているだけで楽しい気持ちにさせてくれる売店なので、ぜひ足を運んでみてください。
りっくんランドの施設内設備や展示品を写真で紹介。
りっくんランドには、大きく分けて3つの展示コーナーがあります。
フロア | 展示内容 |
1階 | ・陸上自衛隊装備品 ・実物ヘリコプターと戦車 ・各シュミレーターなど |
2階 | ・陸上自衛隊の歴史 ・図書室とぬりえコーナー |
屋外 | ・実物戦車など |
1番の目玉は、なんと言っても屋外の展示車両です。
普段近くで見ることができない、触れることもできない車両がたくさん展示されています。
大人も興奮しちゃいますよ。
次に人気なのが、1階にある戦車とヘリコプターです。
開催日に行くと、ヘリコプターの操縦席や戦車の中に入ることができるんです。
ホームページで開催日の確認をして、その日を狙って行くのもありだと思います。
さてここからは、実際に僕たちが行って楽しんできたことを、順番に紹介していきます。
・駐車場
・1階展示物
・2階展示物
・屋外展示物
本当の順路は2階から1階、そして最後に屋外となるそうです。
でも、博物館や美術館と違って、絶対にその順路を守らないといけないわけではないそうです。
僕たちも、実物車両を見たかったので、1階から見てきました。
りっくんランド駐車場にある展示車両。

車を止めたあと、施設内へ直行するのではなく、駐車場横にある車両を見てほしいです。
りっくんランドのある朝霞駐屯地の門を入ると、右手に見えるのが軽装甲機動車です。
ゴツゴツしていて、カッコいいですよね。
僕もテンション上がってしまいましたが、子供たちが1番テンション上がっていました。
やはり自分が持っている同じ自衛隊の車があると違いますね。
りっくんランドで1番最初にお出迎えしてくれるのが、普段見ることのない軽装甲機動車なんて、興奮しないわけがありません。
りっくんランド、1階にある戦車やヘリコプター。
僕たちは1階から見ていきましたが、エントランスからの1階入り口は右奥になります。
まず目に飛び込んでくるのが、本物のヘリコプター(対戦車ヘリコプターAH-1S[通称:コブラ])なんです。
子供たちが、釘付けになるほどのインパクトです。
ドーンっと、そしてドッシリ感があって、迫力が本当に凄いです。
りっくんランドにあまり興味のなかった妻でさえ、テンション上がっていました。
それでは、1つずつ1階の展示物を紹介していきます。
自衛隊員装備品の展示。
展示されているものの中には、実際に着たりすることができるものもあります。
マニアでなくても、どれぐらいの重さなのかを試したくなるものばかりでした。
戦闘背のう空挺用

背負ってみましたが、かなりの重量感でズッシリきます。
小学1年の子供が背負ってみましたが、やっぱり無理でした。
空挺傘

空挺用背のうと比べると、小さくて軽そうに見えました。
実際に持ってみると、全然そんなことなかったです。
こちらも、重さ約15kgあるそうです。
こんな感じのパラシュートが入っているんでしょうね。
戦闘防弾チョッキ

僕は、軽いイメージを持っていたんです。
でも、完全にイメージ違いでした。
体験で着てみましたが、なかなか重い。
約4kgあるそうですが、着てみるとズッシリ感があります。
子供も着てみましたが、「重いよ~」と叫んでいました。
88式鉄帽と航空ヘルメット

ヘルメットの重さは説明されていませんでしたが、軽かったです。
子供は航空ヘルメットが気に入ったみたいで「かっこい~」と連呼していました。
戦闘背のう一般用

空挺用と同じように見えますが、約3kg軽い12kgでした。
ハッキリ言って、3kg軽いだけでまったく違うものですね。
防暑靴4型と航空靴

防暑靴と書いて「ぼうしょぐつ」、航空靴と書いて「こうくうか」と読むそうです。
靴は履いてみなかったので感覚は分かりませんが、持った印象はそんなに重たく感じなかったです。
戦闘糧食(ミリメシ)。

こんなにも色々な種類があるんだなと、マジマジと見てしまいました。
かなり昔ですが、さば味噌煮の戦闘糧食を食べた経験があります。
ご飯もさば味噌も、とてもおいしくって、ミリメシって本当に凄いなと思いました。
射撃シュミレーターとフライトシュミレーター。

射撃シュミレーターは2種類あって、1つが戦車(写真右上部)。
もう1つがヘリコプターの射撃シュミレーター(写真右下部)になります。
無料でできるゲームみたいなものなので、とても人気があるんですよね。
平日でも多少並んで順番待ちです。
休日に行ったときは、順番待ちの列を確認しながら他のものを見てまわるのがおすすめです。

ボックスに乗り込みシュミレーションを行いますが、とてもおもしろいのでおすすめです。
身長制限があるので、すべての方が体験できるわけではありません。
でも、身長制限をクリアしているなら、1度は体験していただきたいですね。
射撃シュミレーターと違い、本格的なもので、とても人気があります。
りっくんランドに着いたら、最初に並んでいる人数の確認をしたいコーナーですね。
対戦車ヘリコプター AH-1S[通称:コブラ]
![りっくんランド(陸上自衛隊広報センター)1階にある目玉展示品の1つ「対戦車ヘリコプター AH-1S[通称:コブラ]」の全景](https://travel-ciao.com/wp-content/uploads/2019/12/17.jpg)
僕の影響なのか、子供たちは飛行機やヘリコプターが大好き。
興味津々で、いろんな箇所をよろこんで見ていました。
定期的に開催されている、ヘリコプター操縦席開放イベント日に行くと、コクピットに座れるんです。
開放日でない日でも、子供がしっかりと操縦席の内部を見れるように、観覧用の台があったりと、工夫されているので安心です。
操縦席以外にも、ミサイルランチャーや70mmロケットランチャーも近くで見ることができます。
90式戦車(通称:キュウマル)。

普段は外から見ることしかできない90式戦車ですが、イベント日は特別に操縦席を見ることができるんです!
ただ残念なことに、中の撮影は禁止されています。
この記事でお見せすることができないので、現地で体験してみてください。

子供たち2人が本当によろこんでくれていて、特に戦車の中に入れたのが本当にうれしかったようです。
・はしごを1人で降りることができないといけない。
・入口が狭いので、抱っこして降りるのは不可能。
・操縦席が暗く狭い。
上記3点、これをクリアしないと、戦車操縦席へ入ることは難しいです。
イベント参加前に、大丈夫かどうかを確認するのがベストかなと思います。
ちなみに、我が家の1番下の子は、1人ではしごを降りることができませんでした。
なので、ヘルメットをして座っていましたが、それだけでも満足だったようです。
りっくんランド、2階展示一覧。
2階は資料関係の展示がメインで、車両等の実物展示はありませんでした。
1階と比較すると、少し物足りなさはありますが、我が家の子供たちは興味津々で楽しんでいたので、行ってみる価値はあると思います。
研修室(図書・ぬりえコーナー)
この部屋は研修室と言われているだけあって、関連書籍などは充実していました。
子供たちが楽しめるようにと、ぬりえがたくさんありました。
絵柄はもちろん戦車などです。
小さな子供でも楽しめるようにと、ぬりえがたくさん用意されていて、すごく賑わっていました。
たまには子供と一緒に、ぬりえを楽しむのもありかなと思います。
陸上自衛隊のあゆみ・遺産

社会の授業でもサラっと終わってしまう、警察予備隊のころからの歴史を知ることができます。
でもですね、うちの子供たちはハマっていました。
東富士演習場で行われた「総合火力演習」の映像なんですが、見いってました。
ほぼ誰も来ない部屋でしたが、車など車両の好きな子供には、何かハマるものがあるのかもしれないです。
屋外展示されている自衛隊車両一覧。
遊びに来る方のほとんどが、屋外展示されている車両が目的だと思います。
僕もはじめて行ったときは、本当に凄いなと思ってしまいました。
それぐらい凄い展示内容です。
UH-1H

向かって左側に観覧用の台が用意されているので、小さな子供でも中を見ることができるのがうれしいですね。
75式 自走155mmりゅう弾砲

子供達が興味を持ったのが、キャタピラー部分。
自分達が持っているトミカだと、キャタピラーはやわらかいゴム製でできています。
でも、実際にキャタピラーを触ってみると、とっても硬い素材でできていることを知り、凄く驚いていました。
74式 自走105mmりゅう弾砲

ちょっとマニアックな話になりますが、74式と75式は同じ頃に作られています。
155mmでないと戦術的に厳しい時代となってきたころ、「105mmがいい!」と言う方もいて、すったもんだがありながら作られたのが74式。
結果、20輌程度が配備されたのみの車両です。
中距離多目的誘導弾

普通、自衛隊の車両などには「〇〇式」と番号がついていますが、この車両にはついていません。
詳細は省きますが、部隊使用承認で採用されている、自衛隊でもめずらしい車両。
搭載しているミサイルは、対舟艇対戦車用のもの。
遠隔操作観測システム(無人機)

この観測機1台を運用するのに、機体運搬車両や追随装置車など6台ほどの各種支援車両が必要なんだそうです。
3時間以上の航続距離、昼夜間、悪天候でも観測できる高性能機というのと、受信するデータなどが多いってのも支援車両の台数に関係しているのかもしれませんね。
ちなみに僕が驚いたのは、自爆装置が付いていたことです。
不慮の事態が起きたとしても、機密保持を維持するために備えていて、単純にすごいなって思っちゃいました。
94式 水際地雷敷設装置車

船や水陸両用車を使用しての上陸を阻止するためのものです。
地雷と名前が付いていますが、機雷になります。
荷台に置かれている装置は取り外すことができ、東日本大震災後は、荷台にダイバーを乗せて捜索活動に従事していたそうです。
87式 自走高射機関砲(愛称:スカイシューター)

性能うんぬんよりも、見た目でテンションあがっちゃいました。
性能的なお話をすると、高射砲を装備しているので、対空戦だけと思われがちです。
でも、87式自走高射機関砲は、砲を水平にすることで対地戦闘能力もあります。
高射砲の間にある丸い形のものは自動追尾レーダーで、走行中や斜面でも射撃をすることが可能の高性能なものになっています。
ただし、1両の価格が15億円を超える金額だったため、1年に1〜2両の配備しかできず、合計52両の配備で生産終了となっているそうです。
89式 装甲戦闘車(愛称:ライトタイガー)

装甲戦闘車は、戦車と行動を共にすることの多い歩兵を運ぶことが目的の車両です。
装甲車後部に、乗り降り用のハッチがあります。
ちょっといいなと思ったのが、車両側面と後部にある金色の丸い形のもの。
これは、乗っている自衛隊員が携行銃器を使用して攻撃するためのものです。
96式 装輪装甲車(愛称:クーガー)

69式、73式装甲車の後継用として登場した96式装輪装甲車は、調達費が1億円と他の車両よりも価格が低かったため、381両が配備されたそうです。
今までのキャタピラータイプの装甲車と違って、タイヤのついている96式装輪装甲車は、手続きなしで一般道を走行できるのが特徴なんです。
自衛隊員を多くのせ、機動性にも優れていることから、東日本大震災でも活躍した車両です。
74式 戦車
