伊豆の観光スポットと言えば、たくさんありますよね。
その中でも、外せないのが「大室山」。
自然が作った山とは思えないほど、とてもきれいな形をしています。
大室山をはじめて見たときって、形のきれいさに驚く方が多いと思います。
実は、僕もそんな1人です。
だって、お椀をふせたような、あんなきれいな形の山が自然にできるの?
「誰かが作ったんじゃないの?」
なんて思ってしまいました。
大室山って形もきれいなんですが、それだけではなく、春から夏にかけて山全体がきれいな緑色に覆われます。
山頂からは伊豆の絶景をゆっくりと堪能することもでき、また火口ではアーチェリーを楽しむこともできます。
そんな大室山について、
- アクセス
- 所要時間
- 大室山の魅力
などを、これから観光へ行く方のために、写真を中心にご紹介します。
もくじ
大室山とは?
標高約580m、山頂に直径約300m、深さ約40mの火口があり、噴火が約4,000年前に起きたそうです。
火口の周りにある山頂遊歩道は、一周約1,000m、歩きながら火口と周辺の風景を楽しむことができます。
山体は人口と思えるようなきれいな円錐台をしていて、国の天然記念物に指定されているんです。
山全体が植物(草)におおわれ、春から夏の終わりまでとてもきれいな緑色の山となります。
伊東市の観光名所の一つで、ランドマーク(シンボル)となっている山です。
大室山へのアクセスと駐車場料金。
大室山へは、車で行くのが1番です。
最寄駅から少し離れているのと、バスの本数もあまり多くはありません。
できれば、車で行くことをおすすめします。
大室山への各方面からの行きかた。
出発方面 | ルート |
---|---|
東京方面 | 東名高速→新東名高速→長泉沼津IC(新東名高速)→伊豆縦貫道→伊豆中央道→修善寺道路→静岡県道12号→冷川IC(伊豆スカイライン)→伊豆スカイライン→天城高原IC(伊豆スカイライン)→静岡県道111号→静岡県道351号 |
横浜方面 | 横浜新道→保土ヶ谷バイパス→横浜町田IC(東名高速)→厚木IC(小田原厚木道路)→小田原西IC(西湘バイパス)→石橋IC(西湘バイパス)→国道135号→真鶴道路→福浦IC(真鶴道路)→国道135号→熱海ビーチライン→国道135号→静岡県道351号 |
横浜方面 | 横浜新道→戸塚料金所(横浜新道)→国道1号→藤沢バイパス→藤沢IC(新湘南バイパス)→新湘南バイパス(首都圏中央連絡自動車道)→茅ヶ崎海岸IC(新湘南バイパス)→国道134号→西湘バイパス→石橋IC(西湘バイパス)→国道135号→真鶴道路→福浦IC(真鶴道路)→国道135号→熱海ビーチライン→国道135号→静岡県道351号 |
名古屋方面 | 東名高速道路→新東名高速道路→長泉沼津IC(新東名高速)→伊豆縦貫道→伊豆中央道→修善寺道路→静岡県道12号→冷川IC(伊豆スカイライン)→伊豆スカイライン→天城高原IC(伊豆スカイライン)→静岡県道111号→静岡県道351号 |
3方面(横浜は2ルート)からのアクセスを表にしました。
東京と名古屋方面から行く場合は、新東名を使って行くのが1番早いです。
・ナビ設定時にルートの再確認。
・静岡県道112号線は要注意。
この記事で紹介している大室山までのアクセス方法は、僕が実際に通っているルートと、夜に検索した結果です。
なので、時間帯によっては紹介したルートよりも最適なものや、もしかしたら通行止めになっている可能性もあるかもしれません。
出発前に、必ず調べなおしてください。
修善寺道路をおりて、静岡県道12号線を走ったあと、伊豆スカイラインではなく静岡県道112号線がルートになっていた場合は気を付けてください。
静岡県道112号線は、道幅が途中ですごく狭くなります。
慣れている方ならいいですが、僕のおすすめは伊豆スカイライン。
有料道路にはなりますが、112号線よりはるかに走りやすいです。
大室山の駐車場情報。
大室山の駐車場は広く、整備もされているので車も止めやすいです。
駐車料金 | 無料 |
---|---|
駐車可能台数 | 普通車500台 大型バス10台 |
駐車台数は多いですが、ゴールデンウイークなどの大型連休などの時は注意が必要です。
500台も止めることができるのに、満車になってしまうことがあります。
登山リフトの営業が9時から始まり、10時30分頃からほぼ満車となることが多いです。
上の写真は、12時30分頃に撮影したものです。
お昼ごはんを食べるのに移動する方が多いようで、だいぶ空いているところがあります。
最寄駅からの大室山への行きかた。
車で行くのがおすすめですが、伊豆旅行へは電車で来られている方も多いですよね。
最寄り駅からのアクセス方法も記載しておきますね。
伊豆高原駅(伊豆急行) | ||
移動種類 | ルート | 料金 |
バス | 伊豆高原駅(東海バス)→約20分→シャボテン公園下車→徒歩約7分→大室山 | 370円 |
タクシー | 伊豆高原駅→約12分→大室山 | 約2,500円 |
伊東駅(JR東日本・伊豆急行) | ||
バス | 伊東駅(東海バス)→約40分→シャボテン公園下車→徒歩約7分→大室山 | 720円 |
タクシー | 伊東駅→約26分→大室山 | 約5,500円 |
備考 | ※バスの運賃は改定される場合があります。 ※タクシー料金は、目安になります。 |
タクシー移動は、やはり結構いい金額を払わないといけないので、バスで行くのがいいかなと思います。
ただし、バスも1時間に1本から3本での運行になっているので、時間に余裕をもって行動するのがおすすめです。
大室山登山リフト料金と営業時間。
昔は歩いて登ることもできたらしいですが、今は禁止されリフトでしか行けません。
登山リフトの営業時間は9時からになり、季節によって営業時間が変わります。
大室山登山リフト情報 | |
登山リフト料金 | 大人500円 小人250円(往復) |
営業時間 | 9時から16時45分(3/6〜3/15) |
9時から17時15分(3/16〜9/30) | |
9時から16時15分(10/1〜3/5) | |
バリアフリー対応 | 車椅子の方も登山リフト利用可 |
ペット対応 | 抱いていれば可 |
大室山登山リフトに乗るときの注意点。
すいている日なら、間違うこともないです。
でも、混んでいる日は要注意です。
上の写真は、ゴールデンウィークの時の写真です。
少し見にくくて申し訳ないですが、赤い鳥居付近にリフトへ乗るための行列ができています。
行列は、緑の屋根の建物の裏まで伸びていました。
注意してほしいことは、登山リフトの列に並ぶ前に、リフト利用チケットを購入することです。
チケット券売機は、リフト搭乗口の近くにあります。
列に並んでいると、1度列を外れないといけません。
なんてことにならないように、並ぶ前に必ずチケットを購入してくださいね。
大室山の魅力。
今まで大室山観光についての基本情報を紹介しましたが、ここから実際に大室山へ行ったときの写真を中心に魅力をお伝えしますね。
大室山へ行ったらぜひ見ていただきたい、もしくは挑戦していただきたいことがいくつかあります。
大室山の山麓からの眺め。
麓から見る大室山の景色は、最高にきれいです。
特に青空の見える日。
山体を覆う緑が青い空によく映えて、本当にきれいな景色を見ることができます。
山頂からだけでなく、麓からの眺めも楽しんでいただきたいです。
大室山登山リフトからの眺め。
大室山山頂へ行くためには、登山リフトに乗らないといけません。
大人なら2名、小さな子供と一緒なら3名まで乗ることができます。
スキー場へ行ったことがある方ならわかると思いますが、どこにでもある普通のリフトです。
そうなんです。
大室山のリフトからは、海を見ることができるんです。
伊豆観光の中でも、リフトに乗りながら海を見ることができるのは大室山だけ。
山頂を眺めながら、周辺の景色を眺めながら、乗るリフトは気持ちいいです。
体に受ける風も心地よくて、最高の気分を味わえます。
山頂遊歩道(お鉢めぐり)で360度大パノラマを楽しむ。
大室山1番の見どころが、山頂の遊歩道を散策する「お鉢めぐり」。
お鉢めぐりは、火口の周りにある1周約1,000mの遊歩道を歩いて回ることです。
遊歩道からは、相模湾や晴れていれば富士山、伊豆七島、房総半島に南アルプスまで見ることができます。
遊歩道から眺める景色は、本当にすばらしく、1度は見ていただきたいですね。
山頂遊歩道から見れる景色。
撮影日は雲が多く、伊豆七島や富士山を見ることができませんでした。
でも、これぐらいの雲なら、十分に伊豆の景色を楽しめるので、行く前の参考にしていただけたらと思います。
登山リフトを降りて、少し歩くと見えるのが大室山のもう1つの火口跡です。
こちらの火口も、きれいにくぼみができていて、緑に覆われています。
大室山山頂からは、海を見ることができます。
雲がないと、もっと海の色がきれいで、手前の緑と空と海の青さがたまらなくきれいなんです。
濃淡のある緑の山と、その先一面に広がる白い雲がなんとも言えませんでした。
きり雲と呼ばれるものだと思いますが、大室山では気象条件が合えば雲海を見ることもできるそうです。
一碧湖へ行くなら、紅葉の時期が一番おすすめです。
晴れた風のない日に行くと、水面に赤や緑が映ってとてもきれいです。
大室山山頂遊歩道で気を付けてほしいこと。
遊歩道には柵が設置されていません。
遊歩道を外れると、急斜面になっているところもあります。
特に小さなお子さんは、目を離さないように注意が必要です。
大室山火口跡でできるアーチェリー。
登山リフトを降りると、すぐに火口跡を見ることができます。
その火口跡ですが、アーチェリー場になっていて、たくさんの方が楽しんでいます。
アーチェリープレー料金(1時間) | |
入場料 | 大人(中学生以上)¥600- 身長140cm以上かつ、当施設の弓具(大人用)が安全に使用できること |
道具代(弓・矢(5本)) | 1式¥400- |
アーチェリープレー料金例 | |
大人1名 | 1時間プレーすると¥1,000- |
大人2名 | 1つの道具で1時間プレーすると¥1,600- |
注意 | ・アーチェリー利用者以外アーチェリー場への入場不可。 ・飲酒されている方やペットの入場も不可。 |
実際にアーチェリーをやってみた感想。
今回は子供が一緒だったので、アーチェリーをプレーすることができませんでした。
数年前に妻と2人で行ったときに体験しましたが、これが思っていた以上に楽しくって。
素人の僕でも、数回練習したら的に当たるようになり、当たったときの気持ちよさは最高でした。
前回プレーしたときは、妻と交代しながらプレーしましたが、それだけで十分でした。
2人で楽しむなら、1つだけレンタルで問題なしです。
映画「君の名は。」の舞台にそっくりな山頂。
#三葉 #瀧 くん#かたわれ時 #君の名は pic.twitter.com/RE22kHTzh2
— 映画『君の名は。』 (@kiminona_movie) June 30, 2019
2016年8月に公開され、大ヒットした新海誠監督の映画「君の名は。」を見た方も多いと思います。
実は、大室山の山頂が、映画の中で描きだされた「宮水神社のご神体」のある場所のモデルではないかとウワサされていたことがありました。
主人公の瀧とヒロインの三葉が「かたわれ時(黄昏時)」に再開する、あのご神体の場所です。
上の地図は、大室山の航空写真です。
山の中心付近に火口跡、その周りに遊歩道があります。
規模の違いはありますが、凄く似ていると思いませんか?
山頂火口跡をぐるっと周遊できる遊歩道ですが、瀧と三葉がかたわれ時に会った場所に似ていますね。
大室山観光の滞在時間。
旅行で大事なのが、観光スポットでどれぐらいの時間が必要かですよね。
遊歩道をまわるお鉢めぐりだけの所要時間は20~30分です。
でも、実際にはそれだけで済まないこともあります。
僕が行ったときにかかった時間をまとめておくので、参考にしていただけたらうれしいです。
種類 | 所要時間 |
登山リフトへの乗る列 | 5分~10分(混んでいると30分ぐらい) |
登山リフトの片道時間 | 約6分(往復約12分) |
お鉢めぐり | 20~40分 |
アーチェリープレー | 60分 |
休憩や写真撮影 | 10分~20分 |
合計時間 | 約2時間22分 |
リフトは比較的混んでいない時期、それ以外は長い時間を足して計算してあります。
アーチェリーや写真撮影などを多くしなければ、約1時間で大室山を楽しむことができると思います。
まとめ。伊豆周遊観光におすすめの大室山
大室山はとっても素敵な場所です。
はっきり言って、360度の大パノラマを堪能することができて、登山リフト代の500円しかかからないのはすごく安いと思います。
山頂から見る伊豆の景色は本当に素晴らしいです。
行くのを嫌がっていた子供達も、景色を見てすごくよろこんでいました。
子連れ家族にもおすすめできる観光スポットなので、ぜひ1度行ってみていただきたいです。
では、また~。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
この記事が少しでも参考になったらうれしいです。
車で約5分の場所にある伊豆トップレベルの人気を誇るレジャー施設。特に子連れ旅行におすすめの場所です。
・伊豆ぐらんぱる公園は子連れ旅行で楽しめるおすすめの場所。
大室山アクセス等基本情報。
名称 | 大室山 |
---|---|
住所 | 静岡県伊東市富戸1317-5 |
アクセス | 伊豆高原駅から約12分 |
営業時間 | 季節による(営業時間要確認) |
休業日 | リフト点検等で休業あり |
電話番号 | ー |
駐車場 | あり(無料) |
リフト料金 | 中学生以上500円・4歳以上250円 |
設備 | おみやげ屋あり |
備考 | ー |